経緯
世界トップレベル研究拠点の形成、そして未来型医療創成センター設立へ
東北大学は2017年6月に、日本で最初の3校の一つとして指定国立大学に指定されました。東北大学は指定のための提案にあたり、「材料科学」「スピントロニクス」「災害科学」「未来型医療」の4つの分野で世界トップレベル研究拠点を形成することを掲げました。
そのうち「未来型医療」は、東北メディカル・メガバンク計画が日本最大規模の15万人の住民コホートを形成、うち世界初となる大規模な出生からの三世代コホート7万人を含み、世界有数の規模の複合バイオバンクを構築してきたことを強い特色としています。
未来型医療創成センターは、その基盤に立ち、更に臨床研究中核病院の指定も受けている東北大学病院に蓄積された80万人の診療情報等を統合的に扱い、また全診療科にまたがるクリニカルバイオバンクを構築することを標榜、全学規模の連携組織として東北大学の8つの部局が参画し2018年3月に設立されました。また、クリニカルバイオバンクを設立して東北大学病院個別化医療センターと共に運用しています。
2020年4月には組織内にビッグデータメディシンセンターが再編され、データに基づく新しい医療の創出を通じて、研究の促進や人材育成、産学連携の促進を図ります。
2021年4月には新たに2部局が参画し、計10部局の連携で未来型医療拠点の構築を目指します。