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2023.3.10

ニュース

3/7、第7回 医薬品開発研究センターシンポジウムを開催しました

2023年3月7日(火)、東北大学薬学部・薬学研究科 医薬品開発研究センター(RCPD)と未来型医療創成センター(INGEM)、および東北大学未来型医療創造卓越大学院プログラムの共催で、第7回 医薬品開発研究センターシンポジウムをハイブリッドで開催しました。

 

本シンポジウムは、「変性・損傷とその防御」というテーマのもと、医学系研究科の佐藤孝太助教、薬学研究科の有村奈利子准教授、外山喬士講師、野口拓也准教授に講演いただき、最新の研究成果の発表がありました。シンポジウムには薬学研究科のみならず、医学系研究科、当センター、東北大学のオープンイノベーション機構や研究推進機構URAセンターの教職員のほか、製薬会社等企業から全体で約80名の参加がありました。会場やオンラインから多くの質問等が寄せられ、活発な質疑応答がなされました。

 

医学系研究科眼科学分野の佐藤孝太助教には、緑内障の病理を解説していただいたのち、特に薬学研究科との連携体制による創薬研究についてお話しいただきました。また、最近薬学研究科に赴任された有村奈利子准教授からは、ダウン症候群における神経変性の分子機構、並びにその治療に関する最新の研究成果を紹介いただきました。外山喬士講師からは、微量金属セレンを含むセレノプロテインPの生体調節作用と、セレノプロテインPの発現を標的とした創薬研究について紹介されました。さらに野口拓也准教授はプログラム死の一つの形式であるパータナトスの分子機構とともに、パータナトスを標的とした創薬について紹介いただきました。それぞれが神経変性や損傷に関わる分子標的として大変興味深い研究を展開しており、活発な討議が行われました。これらの研究は、医薬品開発研究センターの活動とも直結し、さらに、他部局や企業との共同研究の推進に大きく寄与するものであると考えられます。

 

東北大学薬学部・薬学研究科 医薬品開発研究センター(RCPD)との連携をご希望される先生方は、お気軽にご相談いただければと思います。

 

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東北大学薬学部・薬学研究科 医薬品開発研究センター(RCPD)

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