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ご挨拶


未来型医療創成センター

センター長 本橋 ほづみ

未来型医療の発展を期して

東北大学が、世界トップレベル研究拠点の一つとして未来型医療創成拠点を定め、その中心組織として未来型医療創成センターを設立して、5年目を迎えました。当センター設立にあたり尽力された山本雅之先生、参画部局間の連携を強めクリニカル・バイオバンクを飛躍的に発展された八重樫伸生先生の後を受けて、三代目のセンター長を2023年4月に拝命しました。副センター長の木下賢吾先生、石井直人先生と協力して、『遺伝要因、環境要因及び疾病の関係性の解明に関する世界最高水準の研究とその成果の臨床実装並びに教育を行う』というミッションを継続し、一人ひとりにあった医療・予防を実現するために研究・教育に邁進して参ります。

 

当センターは、世界でも有数の15万人規模の複合バイオバンクを持つ東北メディカル・メガバンク機構の蓄積・経験をもとに、東北大学病院の患者さま由来の試料・情報を先端的な研究のために幅広く利活用するクリニカル・バイオバンクを構築し、既に検体を扱う診療科のほぼ全てが参画する全国有数の基盤として発展してきました。私たちはこれからこの基盤をもとに、そのスムーズな運用・活用システムを構築し、医学系研究科や東北大学病院、歯学研究科、薬学研究科、工学研究科、情報科学研究科、生命科学研究科、医工学研究科、加齢医学研究所そして東北メディカル・メガバンク機構の10部局が連携し、東北大学の英知と総力を結集して、世界に伍する研究成果を輩出し、多数の人々に裨益する社会実装を実現していかないといけないと考えています。

 

蓄積してきた膨大な試料・情報をもとに、多様な分野の研究者が協力して新たな価値を見出し、世界をリードする拠点形成に邁進いたします。多くの皆様のご支援・ご指導をどうかよろしくお願い申し上げます。

 

2023年4月