2023.11.20
成果
ToMMoが運用するデータベースjMorpの更新に関する論文が発表されました
東北メディカル・メガバンク機構が運用するデータベースである日本人多層オミックス参照パネル(jMorp)について、2021年から2023年までのアップデート内容に関してまとめた論文が、Nucleic Acids Research誌に掲載されました。本論文は、木下 賢吾 副センター長はじめ複数のINGEM教員が著者として貢献しています。
jMorpは2015年に日本人約500人の血漿サンプルから得られたメタボロームデータとプロテオームデータを統合的に解析することを目的に立ち上げられました。立ち上げ以来、データベースを継続的にアップデートしてきました。2020年にもその時点でのデータベース内容に関して報告 (Shu Tadaka et al. Nucleic Acids Res., 2021) されていますが、今回の論文では前回の報告からの進捗部分を報告しました。前回の報告と比較して、主に以下の4点が強化されています。
1.メタボロームデータの解析対象となる検体数と代謝物が拡大しました。
2. ゲノムバリエーションデータ(SNV/INDEL)の解析対象者人数が拡大し、また、新たにHLA・CNV解析情報を追加しました。
3. PGx・メタゲノム・トランスクリプトーム解析データを新たに追加しました。
4.Webインターフェースを一新し、利用者体験(UX)の向上を目指しました。
最新版のjMorpは提供するオミックスデータの種類も増え、日本人のマルチオミックス情報ソースとして、疾患バイオマーカーの発見と早期診断、および個別化予防への貢献が期待されます。
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