2026.10.21 ニュース

知のフォーラム Promotion of Personalized Prevention Through the Use of Large-Scale Dataの2026年度プログラムを実施しました

2026年9月に知のフォーラム “Promotion of Personalized Prevention Through the Use of Large-Scale Data” の2026年度プログラムを実施しました。

東北大学研究推進・支援機構知の創出センターが主催する知のフォーラムは本格的な訪問滞在型研究プログラムで、東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)から提案された“Promotion of Personalized Prevention Through the Use of Large-Scale Data” は昨年度と今年度の2年間にわたって実施され、2026年度は国際的な研究者を招いたパブリックレクチャーと国際シンポジウムの2つのイベントを開催しました。2025年度のプログラムはこちらをご覧ください。

 

[パブリックレクチャー]Lifelines: Contributing to Global Health Through Multigenerational Cohort Research

2026年9月3日(木)、オンラインで開催されたパブリックレクチャーには57名の皆様にご参加いただきました。日本時間夕方(EU時間午前中)開催であったこと、また登壇者のHarold Snieder先生がオランダの大規模三世代コホートを行っているLifelinesからお越しいただいていることもあり、オランダをはじめとした海外からのご参加もありました。
最初に栗山 進一教授より、Snieder先生およびLifelinesとToMMoが長年にわたって築いてきた、交流や協力関係について紹介がありました。

Snieder先生からはLifelinesの特徴に加え、その多世代にわたるデータを活用し、PRS(ポリジェニックリスクスコア)と家族歴を組み合わせて親から子へのリスク伝達の仕組みを明らかにする研究などが紹介されました。また、ToMMoとの今後の共同研究への期待が示されました。

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 Prof. Harold Snieder (University of Groningen)

 

[国際シンポジウム]Harnessing Longitudinal and Multigenerational Data for the Future of Healthcare

2026年9月8日(火)、東北メディカル・メガバンク棟で行われた国際シンポジウムには45名の皆様にご参加いただきました。

午前は「医療・医学研究におけるビッグデータの可能性」をテーマに、木下 賢吾教授を座長として4つの講演が行われました。

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 左上から時計回りに、Prof. Soichi Ogishima (ToMMo)、Dr. Hannah Current (University of Oxford)、
Dr. Satoshi Mizuno (ToMMo)、Dr. Shu Tadaka (ToMMo)

 

午後は張替 秀郎機構長のあいさつから始まりました。

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その後、「多世代コホート活用の将来戦略」をテーマに、栗山 進一教授を座長として講演が行われました。

まずHarold Snieder先生が「Prediction of Cardiometabolic Risk over the Life Course and across Generations」として世代を超えた心血管・代謝リスクについて講演しました。

次に4つの講演が行われました。

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 左上から時計回りに、Dr. Mami Ishikuro (ToMMo)、Dr. Eva Corpeleijn (University of Groningen)、
Dr. Hisashi Ohseto (ToMMo)、Dr. Melissa Vos (Radboud University)

 

最後に「ゲノム解析と国際的なコホート間協力が拓く未来」をテーマに、長神 風二教授を座長として講演が行われました。

まずUniversity of EdinburghのSimon R. Cox先生が「Life-Course Perspectives on Neurocognitive Ageing: The Lothian Birth Cohorts and Opportunities for Collaboration」としてLothian出生コホートの紹介と神経認知的加齢に関する研究について講演しました。

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最後に、ToMMoの木下 賢吾教授が「From One Cohort to Many: Japanese Genome-Omics Resources for International Collaboration」として今後の国際連携研究の期待を述べました。

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視察とエクスカーションなど

2026年度のプログラムで滞在された国際研究者5名は、ToMMoの施設見学もされました。一行はスーパーコンピュータ、クライオ電子顕微鏡、バイオバンク施設、地域支援仙台センターなどのToMMoの特徴的な施設をご覧になり、今後の共同研究等の研究活動に向けてより具体的なイメージを膨らませる機会にしていただきました。

また、一行はエクスカーションで青葉山キャンパスにある放射光施設ナノテラスも見学されました。ナノテラスは現在世界に5カ所しかない第4世代の放射光施設で、東北大学内に様々な分野の垣根を越えて利用できる大規模な研究施設があることも体感していただきました。

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 ナノテラスを見学される一行

さらに、今回招聘された研究者は、滞在期間中に大学院生向けの講義やインフォーマルなセミナーなどを行うとともに、今後の共同研究の発展等に向けた多くのディスカッションも行われました。

 

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